Dusko Gojkovic "Belgrade Blues "
Recorded May 19, 1966   at ユーゴスラビアのベオグラード RTB PLV4201

  Dusko Gojkovicという名前はケニークラーク=フランシーボランのBIGBANDで知っていた。かなり昔だ。で、このCDはその頃のGojkovicリーダアルバムである。Gojkovicは65年頃ハーマンbandに入っていた。このアルバムのメンバの大半は当時の同僚である。GojkovicとSal Nisticoは66年にハーマンbandをいっしょにやめちゃった仲良しなのだ。きっとヨーロッパにおいしい仕事があったんだろう。そんなことはどうでもいい。Gojkovicで66年ということでこりゃけっこうゴリゴリのハードバップです。fontanaさん37歳。
 

Number  Title  Key 
66051904 BELGRADE BLUES
Fのブルース。tp−tsに続いてfontanaさん8コーラス。ハードバップです。3,4コーラス目あたりはJ.J.のような雰囲気です。まあハードバップだからこうなるんでしょう。
F
66051903 WEE
こりゃ、ハードバップですね。速いBb循環。ts-tpに続いてfontanaさん4コーラス。やっぱりJJ的でもあり、KAI的でもあります。でも随所にfontanaフレーズが顔を出しています。
Bb
66051902 IT'S THE TALK OF THE TOWN
Dusko Gojkovicのみ
66051901 BE MY LOVE
最後の4小節が2-5-3-6で延長されている36小節1コーラスのBb曲。
2ビートっぽく1コーラス、4beatで1コーラスという2コーラス。このアルバムの中では一番fontanaさんらしいのりです。
Bb

ちょっと考察・・・1966年のハーマンバンドのrecordに
「The Jazz Swinger 」というものがある。ここにGojkovic以外の全員がいる。
Woody Herman (alto saxophone, clarinet);
Frank Vicari, Bob Pierson, Andy McGhee,Sal Nistico, Tom Anastas (saxophone);
Bill Chase, Marvin Stamm, Alex Rodriguez, Paul Fontaine,
Bill Byrne, Dave Gale, Linn Biviano (trumpet);
Carl Fontana, Jerry Collins, Henry Southall (trombone);
Nat Pierce (piano); Mike Moore (bass); Ronnie Zito (drums).
Originally released on Columbia (9352). 1966
ってことはSalさんとgojちゃんはいっしょにやめたんじゃないのかなあ。

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