KEEPIN' UP WITH THE BONESES Carl Fontana/Jiggs Whigham/Stefan KarlssonTrio
   Recorded April 28,29 2000  TROPPEN NOTE/CAMBRIA RELEASE  CD-1708

1997年の作品NICE’N’EASY Jiggs Whigham and Carl Fontanaが好評だったので続編として制作したCD(だと思う)。現存する最新の録音であり、この後アルツハイマーが進行した時期なのでもう正規の録音はされていないと思います。味わって聴きましょう。このCDの中でのベストは7曲めの「TIME AFTER TIME」、それと「IT HAD TO BE YOU」です。JIGGSオリジナル曲も録音されてはいますがやっぱり、スタンダード曲のほうがFONTANAさんはいいなあー。
   

 

Number  Title   
00042808 KEEPIN' UP WITH THE BONESES
テーマは1コーラス目ユニゾン2コーラス目はJigsがリードラインをとってFONTANAさんが下のハーモニーを吹きます。曲はCのブルースの9小節目から4小節、2-5-1-6が追加された16小節構成です。まずJIGGS、そしてFONTANAさんのsoloです。ちょっと音がでかいですね。5コーラスにわたって得意なフレーズがいっぱい出てきます。pianoの後はドラムとのトレード4です。3コーラスやってますが、事前打ち合わせでは2コーラスだったようです。なにしろFONTANAさんを除く他全員はテーマの体制になってますから。ところがFONTANAさんは全然テーマ吹く状態になっていなかったようで、JIGGSは慌ててもう1コーラス続けた・・・って感じ。直前の打ち合わせしたことが記憶されていなかったのかな。譜面に書いておけばよかったのにね。まあ、無事ENDINGまで行ったわけだから良しとする。
 
00042807 JUST FOR NOW
Gmのモードっぽい曲。まあこんなもんかなということで特筆すべきことはありません。ちょっとカテゴリーが違うように感じます。前回のJIGGSといっしょのアルバムでもやはりこのような曲がありましたが、やっぱりスタンダードの方が良いなあっ。
 
00042806 IT HAD TO BE YOU
ゆっくりした曲。Ab。Giggsがメロfontanaさんはオブリ。ソロはjiggsの次にfontranaさんです。Jiggsのソロもなかなか渋くてよいです。fontanaさんはもちろんよし。さいごは絶妙に転調しておわり。
 
00042805 KLOOK SPANGALANG
セントトーマスのような曲。ファンキーブガルーってジャンルなんでようか?テーマのリードはJiggs、2ndがfontanaさんです。Jiggsの次に4コーラス。あまり高い音は使ってませんがまあまあ元気にやってます。
 
00042804 EMBRACEABLE YOU
この曲はJigsフューチャー。FONTANAはでてきませーん。
 
00042803 MINII-BAR BLUES
Bbのブルース。得意のフレーズいっぱいで4コーラス。つづくJigsはカップミュートでベースとデュオ。最後にTROMBONE2人だけで4コーラス。これって録音にあたってはドンカマ(BASSだけでも)ヘッドホーンで聴いているんだろうか??それともほんとに2人でインタープレイしているのだろうか?知りたいところです。
 
00042802 TIME AFTER TIME
ほっとします。例によって肩の凝らないスタンダード曲のボサノバアレンジ。リラックスあるのみ。音量もJIGGSといっしょだとつい大きくなってしまいますが、この1ホーン編成だと落ち着いた音量でよしよしです。
 
00042801 BE MY LOVE
JIGGSの次。速めのBbということでフレーズにはことかかない、が、しかし、ちょっと衰え?が出ているのではないだろうか?18小節目でAが出なかった。しかしまあ、JIGGSに煽られて2番手の登場だからしょうがない。ちょっとオーバーしたんでしょう。十分許せます。はい。比較的中音域の2コーラスでした。
 

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