The Carl Fontana-Andy Martin Quartet “LIVE at CAPOZZOLI’S” (WPCD87)

 Recorded December 5-6, 1998

 
ゲストTromboneにAndy Martinを迎えてのLAS VEGAS LATE NIGHT SESSINOS です。内容はもちろん★★★★★です。この最新版でもFONTANAさんは衰えていません。若い(と思う)Andy Martinと比べてはいけないでしょうが、素晴らしい演奏です。編成は2Trbのクインテットですが、2ホーンアレンジした編曲物ではありません。どちらかがリードラインを吹いてもう一人がカウンターラインを吹くというパターンで、いわゆるJAMセッションですね。 

Number  Title   
1998120506 I THOUGT ABOUT YOU
テーマはFONTANAさんです。ANDYは合いの手。過去に録音されたI THUGHT ABOUT YOU を期待していたらイントロから仰天スピードのサンバでした。soloはANDY3コーラス、FONTANA さん3コーラス。 このsoloは比較的ボリュームが大きい感じです(特に後半)。途中HiのFも一発登場してます。 soloに続いてAndy,Fontanaでのtrade8で2コーラス。息の抜けないバトルです。最後テーマは 3-6-2-5の繰り返しで結ぶ。
 
1998120505 CENTERPIECE
これはCのBLUES PianoTrioで流してからシンプルなブルーステーマ。 これもAndyから。AndyMartinは中音域でのフレーズが主流のようです。どことなくJimmy Knepper のことを思い出させてくれるような。そうか、久しぶりにMingusバンドのJimmy Knepper でもきいてみようかなあ。さて次はFontanaさんのリラックスした solo。6コーラス。いう事なし。皆さん是非聴いて下さい。piano、bass、に続いては drumsとの8バース...ではなく、2Tromboneでのインタープレイが6コーラスです。 うまく絡んでいますねえ。決して熱くならずクールでいいです。(熱くならずに物足り ないという人もいるかもしれませんが。)最後のテーマ2コーラスではAndyが4度下で ハモをつけることにしたようです。(始まりのテーマ では小さい音で「何しようか」と悩んでいたようでした)やはり SESSION だから譜面もなくて適当にやっていいよとか言われただけなんでしょうか。
 
1998120504 ON GREEN DOLPHIN STREET
  KEYはCです。AndyがLeadlineを吹いてFONTANAさんはバックリフ。Andy4コーラス、続いてFONTANAさん4コーラス。1コーラス目の最後2小節に良く聞くフレーズあり。piano-bass--そしてdrumsとのトレード8で2コーラス。
 
1998120503 ONLY TRUST YOUR HEART
  Andyはお休みでQuartetでの演奏です。98020705のAS TIME GOES BY に似ている曲。FONTANAさん3コーラス。piano-bassのあとはdrumsとのtrade8あり。標準的演奏パターンです。
 
1998120502 CARAVAN
  Andyがテーマを吹きFONTANAさんは合いの手とサビ部分担当。soloはAndyから。中音域が主で、今度はコンラッド的に聞こえてきました。FONTANAさん3コーラス。オルタードscaleっぽいCからの下降パターンが多く出てきます。piano-drums-テーマと進む。最後はペダルのBbが出た。
 
1998120501 I'LL BE SEEING YOU 
 優しいブラシでの4beat。この曲もAndy-FONTANAさんの順でした。FONTANAさんの1フレーズは8小節を一息で歌っているようです。16分のフレーズも見事にハマってますねえ。bass soloに続いてTrade8ですが、順番が逆になってFONTANAさんからです。曲の進行役として先に出たんでしょう。
 


fontanaLISTに戻る