Bill Trujillo “it's Tru” (SeaBreeze))
 Recorded March , 1999

 ビルトゥル次郎。はじめて聞いた名前です。
どうやらフォンタナさんとはWoodyHermanバンド時代の同僚だったようです。なかなか渋いプレイでリラックスしていて好感がもてます。
全12曲中5曲で、フォンタナさんの音が聞けます。

Number  Title 
99030012 IT'TRU
fontanaさんは出てきません。
99030011  I'M ALWAYS CHASING RAINBOWS
Gのボサノバ。フォンタナさんはいつものようにメロディーにからむオブリガートです。邪魔せずおいしいところにうまくはまっています。
soloは2コーラス。1コーラス目、2オーラス目ともにブリッジ部分では早いフレーズとゆったりしたフレーズが交互に出て唸ってしまいます。さすがだ。この曲中では最高音はB。一つだけ。最低音はD。中音部だけでこんなに歌えるんだなあ。とてもリラックスした2コーラスです。ビルワトラスではこうはかない。
99030010
 CLAUDIA SEZ
fontanaさんは出てきません。
99030009
 MY FOOLISH HEART
fontanaさんは出てきません。
99030008
LIKE ZOOT
fontanaさんは出てきません。
99030007 LOOK FOR THE SILVER LINING
この曲もオブリです。結局のところ2管の譜面アレンジされたセッションではなく、昔のお友達を呼んで、いっしょにヤローといったレコーディングなんでしょう。これがいい。
さて、soloはフォンタナさんのところでキーが替わってFになります。1コーラスですが、とっても良い。
99030006 MAKE BELIEVE
このCDでトゥル次郎さんがフォンタナさんに1トラックご提供。Fontanaカルテットでの演奏です。
曲はライトなサンバというところでしょうか。このテンポでの16分音符がちょうどおいしいところですね。トレード8の部分ではフォンタナさんの手本フレーズが凝縮されています。CAPOZZOLIライブのIF I Had... の雰囲気でとてもよい曲です。 
99030005 THE TOUCH OF YOUR LIPS
fontanaさんは出てきません。
99030004 HERE'S THAT RAINY DAY
fontanaさんは出てきません。
90300003 SHINE
Swingです。といった感じの曲。JATPでもこんな感じの曲があったっけな。フォンタナさんの得意なブレイクからです。滑らかな16分フレーズが流れます。2コーラス目のあたまのフレーズはSwing時代!ってもんですね。tsのsoloに続いて管2人でトレード8、piano soloを挟んで次は管2人でトレード4という構成。
話はちょっと変わるが、トゥル次郎さんのsoloフレーズはコードトーンを素直に吹いていてシンプルでわかり易いです。安易だと言っているのではなくリラックスできて良いなあと感じたわけです。

99030002 SOON
fontanaさんは出てきません。
99030001 BYE BYE BLUES
マジックショータイムのバックミュージックのような....曲ってんでしょうか?シルクハットの中から鳩がでてきそうです。チチェロキーのような曲です。すなわち譜面を見ると一見白玉ばかりで、一瞬安心するが、いやまてよそんなはずはない、嫌な予感がする。そう、きっとこれはカウントが早いのに違いない。と、構えてはみたものの曲がスタートするとコード進行を追っても追いつかない、飛ぶように小節が進んでいく!あああ、息がつけない、あああ、どこやってんだろー。あああーーーー助けてくれえ。っていう早目の曲です。さて、初めのsoloは!!あれ、ブレイクでだれも出てこない。これはなんだったんだろう。2人で見合わせちゃってどっちも出なかったということか。録り直せばいいのに、、、なんて考えてはいけない。旧友が会って、じゃあれヤロう程度の打ち合わせで和気藹々の一発録りだったんでしょう。これでいいんです。プレイバック聴いてメンバー皆でわっはっはと笑ってたんでしょね。 フォンタナさんはこの速さでも何事もなく流れるようなフレーズで演奏してます。すごいなあ。
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